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NO1642 原発は危険なもの(34)

羽田空港国際線1
羽田空港国際線 17日(日)晴。私はこれまで日本と諸外国を比較するときは、歴史的、経済的、法律など社会制度、国民気質からみてドイツと比較するのが妥当だと言い続けてきた。明治以降日本はいい意味でも悪い意味でもドイツを手本としてきたことも事実である。

 戦後の復興に限っても、戦争への反省や賠償、労働観や教育制度、社会保障などもっともっとドイツに学んでも良かった。GDP(経済指標)でも日本は中国に抜かれ3位になったが、ドイツは4位である。同じ経済大国を築きながら、日本は余りに人間を置き忘れた。

 原発の問題でも言える。原発がなければ、経済大国の地位を手放さなければならないかの様な議論が意図的に推進派から流されている。今朝のニュースでドイツの現メルケル首相が15日「原発をできるだけ早く廃止して、再生可能エネルギーに移行したい」と表明。

羽田空港国際線2
羽田空港国際線2 これは16州の首相及び関係閣僚の会議での発言でパフオーマンスではあるまい。もともとメルケルは原発推進派で前政権のシュレーダー政権が緑の党及び全電力会社との合意に基づいて、22年末までの全廃を打ち出したものを12年間延長する意向だった。

 前政権の歴史的な合意形成を振り返えると、1年がかりの三者会談で電力会社がこれを受け入れた背景には放射能廃棄物の最終処分を含めると採算が合わないとの結論があったからだという。この合意は原発廃棄、再処理禁止を確固として世界に宣言したものだった。 

 早いものでは02年に32年間の原発を閉鎖した。今回のメルケル発言も国民の80%が支持をしているという。チェルノブイリの経験がフクシマで蘇ったからだと。当時「子どもを外で遊ばせない、牛を外に出さないなどの通達。外出も短く毎日シャワーを浴びる生活」

羽田空港国際線3
羽田空港国際線3 ヴァッカーズドルフの放射能廃棄物再処理工場(日本は六カ所村に建設中)やゴアレーベンの最終処分場(地下840メートルの岩塩層、日本では候補地も決まっていない)の建設が市民の反対運動によって中止された。地震は100%ないというドイツの決定だった。

 地震や津波心配のないドイツ国民が脱原発を支持するのは70年代に起きた4度のナトリウム爆発事故を経験して「事故や過失は必ず起きるもの」との共通認識、原発は大量の核廃棄物を生みだし、子々孫々にわたって計り知れない危険を及ぼすとのコンセンサス。

 同じ今朝のニュースで今まで安全だと言い続けてきた16人の学者が「国民に深く陳謝する」と表明したと。当然なことだが、ならば彼らは学者の良心をかけて今の事態の収束に立ち向かってほしいし、「地震大国日本に原発は無理」だと宣言すべきではないか。 

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