寺尾中央公園
28日(木)曇。毎日原発問題を追っていると、新聞への投稿意欲が湧いてきた。前回の投稿をチェックしたら、実に2年間もの空白があった。投稿してから1週間経っても掲載されないので、没にされたと思っていたら、今朝、掲載されたので転載する。
厄介な原発子孫に引き継げぬ(私のタイトルは「地震・津波大国に原発は無理」)
福島原発の収束が見えない。他の原発や今後予想される余震と合わせ不安である。福島原発の事故は世界にも不安を与えている。ほとんど地震の経験のないドイツのメルケル政権は前政権が決めた全廃を見直す方針を示していたが、今回の「フクシマ」で再度全廃に向かうことになった。
今後とも地震・津波を避けられない日本だが、この期に及んでも「現状維持」「増やすべき」が先日の世論調査で、なお半数近くに及ぶのは私には理解しがたい。自国のエネルギーの80%も原発に頼るフランスは例外で、世界一の原発数を誇るアメリカでさえ20%に過ぎない。世界でいえば30カ国およそ15%である。
しだれ桜
本誌記事では、発電容量で、再生可能エネルギーが原発の割合を越えたことも報じられている。日本には、原発がなくなると、明日にでも経済大国の地位を失い、豊かな生活を手放さなければならないと考える人々がいる。これは政府と電力会社による「安全神話」「原発こそ経済の推進力」と、刷り込まれてきたことが原因になっているのではないか。放射能廃棄物の最終処分地も、処分方法も困難な問題が残り、確立したとは言い難い。厄介な原発を子孫に引き継ぐことに私は反対である。
松林とチューリップ
投稿していつも思うことがある。掲載の可否や編集権が新聞社側にあることは断りもあるし、承知はしているつもりだが、気に入らないこともある。タイトルの変更や表現でも私は「100%地震の恐れのないと思われるドイツ」「100%地震・津波を避けられない日本」
と書いたのだが、「100%と断定する根拠は何ですか」と問い合わせがあった。私が探したIAEAのデータを示すサイトや日本の理科年表などを根拠として送ったが、書き換えられた。インパクトが弱く、私としては不満である。読者からのクレームを恐れたのか・・・。
今朝のNHKの「あさいち」という番組で飯館村の青年酪農家が「自分たちの村は原発に関わる補助金も受けていないのに、被害だけを受けた。育てた牛を手放さなければならず、無念だ」と、泣き崩れる姿にもらい泣きをした。原発立地以外から「原発はいらない」の声を挙げようと、番組に意見を送った。
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