大峰山、山桜への道
4日(水)晴れ。今年は桜にこだわっている。市内の桜はすでに終わりに近付いているが、山桜が見ごろだという加治川村の大峰山(約400m)の山桜を見るために二人で山に登ってきた。もの凄い人手で、いくつもある駐車場がすべて満杯でかなりの距離を歩いた。
説明によれば、山の中腹に広がる橡平の山桜は1万年前から生まれ変わりながら増え続け、1930年ころには1000本に達したという。現在109種が知られ、天然記念物になっている。山の麓は桜公園として整備されている。往復2時間余りを要した。
政府・与党から早くも東電の賠償原資で電気料金の値上げで賄う案が出てきたという。ふざけるなと言いたい。原発事故の収束も見えない、避難者の帰宅のめども立たないこの時期に、電気料金の値上げなど、話が出てくること自体異常と言わざるを得ない。
美しい山桜
前にも書いたが、企業としての社会的責任をきっちり取らせることが先ずなすべきことだ。内部留保4兆円、遊休資産の売却、役員報酬などゼロが当然だろうに。企業として倒産ぎりぎりの努力をしたのちに、連帯責任を負う政府の負担が云々されるのが筋だ。
生活の見直しには、先ず日本の硬直した官僚機構を中心とした様々なシステムの大改革が必要だ。橋下大阪知事が言うように、この危機に当たって全く機能しないシステム、極端な中央集権、全てを上にお伺いを立てないと現場の判断で決済できないシステムである。
ここまで来ると、橋下知事の主張する大阪都構想がその改革につながるのかどうか、ということになると私は疑問があるのだが。ただ、彼は同時に地方分権と権力、財源の地方への委譲を主張しているので、それが本心ならば、との前提で賛成しても良い。
絵の世界
日本の役所、学校は中間管理職ばかりを増やし、末端の職員に判断をさせない仕組みが判断や実行を遅らせるのだ。先日もNHKの番組で、孤立したある被災地の住民が自分たちで仮設住宅の候補地を探して役場に申し出ても見に来た課長が何一つ判断できない。
土地は申し分ないが、やれ農地がどうだ、水道がどうだ・・と。怒った住民たちはネットで呼び掛けたら、全国、九州や埼玉の測量技師、道路舗装業者、住宅建設業者等々があっという間に駆けつけ、仮設住宅のめどを立ててしまった。役所では何も進まない。
おそらく今、全国からの義捐金や支援金の配分が遅れている理由、仮設住宅の建設のスピードが遅い理由、インフラの復旧が進まないのも役所仕事とかかわりがあることは目に見えるようだ。政府が住民の意思を聞きつつ、超法規的に対処せよと指示すれば済むのに。
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