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No.1447 中国を考える(2)

9月末に咲いた我が家のハイビスカス 4日(月)曇り時々雨。昨日3日はドイツ統一20周年だった。私がドイツを始めて旅したのは統一から7年目の97年の夏だった。ブランデンブルグ門から東側に入った時の建物の画一性、雰囲気の暗さにショックを受けたことを忘れられない。

 学生時代、憧れさえ感じたこともあった社会主義のイメージが崩壊した瞬間でもあった。20年もたっても。格差の問題は依然として残っていると。現首相メルケル氏は東出身だが、他の閣僚や経済界のリーダーもほとんど西側出身者だという。分裂国家の統一の難しさ。

 時々中国人のブログ(日本語訳)を覗いているのだが、英国のエコノミスト誌が144カ国の国地域を対象に調査している「世界平和度」09年の結果が発表され、日本が7位に対し、中国が74位と低いことへのいら立ちや当然だという声まで紹介されている。

アサガオがまだ終わらない 調査項目が*内外の紛争の有無やテロ、*犯罪の発生率、*政治の安定性ともなれば、日本人とすれば、中国の低さは納得がいく。ちなみに平和度1位はニュージーランド、ワースト1はイラクで、北朝鮮は133位となっている。北朝鮮1位でもいい。
 
 私と中国との出会いは1981年のシンガポール、約30年も昔の話になる。シンガポールは当時240万人余りで75%が中国人と言う華橋国家だった。(今も基本は変わらないだろうが彼らはすでに帰国の意思はなく、華人と呼んでいた。首相はリ―・クアン・ユー。

 リー自身が中国海南島の客家出身で、マレー連邦全体の首相を目指したが、マレー人からの反発で65年英連邦自治領として独立した。彼は他民族マレー、タミール(インド南部)、ユーロピアンの4大民族を束ね、圧倒的多数派の中国人を制御して国造りに成功した。

鳥屋野潟公園の彼岸花 シンガポール日本人学校の職員には事務員、印刷のおばさん、図書館司書、視聴覚室の技師は中国人だったし、用務員、警備員はマレー人だった。自然と中国人と交流が深まり、家に招かれたりもした。娘たちの英語教師も中国人、ピアノの先生はインド人だった。

 町で出会う中国人も今世界各地で傍若無人な振る舞いをしている中国人のイメージは全くなかった。シンガポールの歴史を調べるために通った日本人墓地の管理人も、シンガポール大学の図書館のスタッフもすべて中国人で実に友好的で親切な人々だった。

 隣国のマレーシアやインドネシアでは華僑暴動があったりして、大変な時期もあった。それでも観るところ、そうした事件に学びながら平和的共存を確立していると思う。概して海外に出ている中国人の評判は本土の人間に比べれば悪くないと思われる。

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