25日(土)風雪強し。今日は以前から忘年登山(群馬県相馬山)に誘われて、楽しみにしていたのだが、膝の調子がおもわしくなく断念した。このままでは登山ができなくなりそうだから、来年の目標の第一を体重減におく。体力をつけなければ・・・。
昨日だったと思うが、福井県知事が「もんじゅ」を人質に新幹線の建設を迫るというとんでもない発言をしている。でも騒ぎにならないのは、原発に関する市民の知識がほとんどないということではないか。もんじゅの点検を厳しくして、動かさないぞとの脅しだ。
それほど危険で厄介なものだと知事は知っているのだ。点検の厳格化は市民・国民にとっていいことだが、新幹線を通せばいい加減な点検で運転を許可するとも受け取れる。一回の火災事故で15年間も動かせなかった危険なものを何が何でも動かそうという異常さ。
昨日の報告にあげた炉心シュラウド(容器)のひび割れをはじめ、原子炉の上ぶた、蒸気発生器などの大型の機器は原発の計画段階では交換を想定していなかったものだという。それが全国の原発で老朽化のためにひび割れ事故を起こしているというのである。
そうした想定外の事故を未然に防ぐために電気事業法によって原発には定期点検が義務づけられている。中越沖地震があって、国(原子力保安院)は定期点検の機関を狭めて厳しくするのかと思いきや、07年、13か月から最大24カ月まで伸ばしたのだ!
電力業界からの強い要望と平然と述べた。それも国会で議論することもなく、経産省の省令改正で決めてしまったのである。私が前から主張しているように、原発推進の役所である経産省の一部局でしかない保安院は国民の安全より電力会社の要望を優先する。
定期点検も原発の寿命も省令改正で済ませることを許しているのは日本だけなのだ。部品の交換をやりながら60年間も運転させようというのだ。いずれにしても、必ず停止の時期を迎える。その原発自体の巨大な高レベル放射能廃棄物はどう処理されるのだろうか。
一番安全なのは、廃炉後は放置するのがいいというのである。しかし、ロシアやアメリカのように広い国土の国はそれが可能かもしれないが、国土が狭く、ただでさえ反対運動で立地が難しい日本では不可能だから、解体して撤去する研究がおこなわれているらしい。
その解体にしても最速で20年はかかる。従って98年に運転を停止した東海原発は12年経った現在、解体は終わっていないばかりか、原発の建屋のコンクリート類をどう処理するかも決まっていないのだと。海岸に埋めるというとんでもない案まで言われている。
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