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No.1530 政権交代を総括(1)

*写真は再び今年5,6月のベトナム
朝方のハノイ 26日(日)昨日から大雪警報が出て、山間部は1m以上の積雪があったようだが、新潟市内は雪はない。悪天候続きでどこに出かける気にもならない。原発問題は締めくくれそうもないので来年に持ち越したい。今年もあと5日。この1年を総括しておきたい。

 先ずは政権交代。アメリカCA在住の教え子から、海外で日本政府がどう見られているかについて、興味あるメールをいただいたので、その紹介から始めたい。「在米タイ大使館で通商と経済の外交官として働いている友人との話です。タイやインドネシア、マレーシアなどのアジアの国々がEUや米国に対する交渉の窓口にふさわしい国はどこか」と。

「彼はシンガポールをあげた。理由は、反共意識から、いかに経済的に発展しようとも、中国の手は借りたくない。韓国の政治経済の発展は認めるけれど、現在の北朝鮮との関係を考えると代表を務めるのは難しい。日本は経済的に安定しているいい国だ。しかし、今の政治(民主党)の仕組み、政治の仕組み・指針がよくわからない。不安定で英語や交渉が下手」

みかん売り 私にはすべて頷ける見方である。私がシンガポール在任中、シンガポールではリ―・クアン・ユー首相は「日本に学べ」、マレーシアのマハテール首相も「Look East」をスローガンに掲げていた。マハテールは「もはや西洋に学ぶものはない」とさえ言っていた。

 しかし、両国とも「日本に学べ」というのは、日本の経済発展や技術のことであって、政治のことなどではなかった。現に現地の新聞やジャーナリストははっきりと「サミットで日本はアジアの代弁者たり得ない、過去の清算ができていないから」との論調だった。歴史に学ばない日本に対する警戒感は強いのである。

 私も民主党による政権交代に大きな期待をかけた一人である。期待したのはマニフェストの中味で、すべてプリントアウトして一通り読んだ。自民党の政権に比べ、理念に近いものも感じた。その後わかってきたことだが、このマニフェストづくりの中核になったのは現在政務官クラスの若い人たちだという。

風船売り 鳩山、管というリーダーには大きく失望したが、ただぼろくそにこきおろすだけのマスコミや無責任なコメンテーターたちには同調しない。日本の本格的な政権交代は初めてなわけで、経験不足や不慣れな部分は認めなければならない。戦後の自民党政権に辟易した私にはまだ我慢の範囲内だ。

 特に官僚制打破、政治主導の掛け声が間違っていたわけではない。政策決定のプロセスとか党と政府の関係が余りに未熟でわかりにくいところにイライラさせられる。政権をとる前にその辺の議論が不十分だったことは明らかだ。さりとて、これで又首相の首を挿げ替えて、国際的な恥をさらすのだけはやめて欲しい。もう一度マニフェストの再点検と政策の是非、決定のプロセスを国民の前にきちんと説明すべきだ。

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