30日(木)曇り。2010年もいよいよ大晦日を迎える。考えてみれば、04年に退職してすぐNZの語学学校に半年の留学を果たし、そのまま長期滞在の予定が義母の急逝で帰国を余儀なくされ、大晦日は日本で迎えたものの、翌年からタイ、NZ,ベトナムでのロングステイで日本不在だった。
昨年は11月にNZへ行き、3カ月滞在して2月初旬に帰国した。その後5月から6月、ベトナム人の教え子Nちゃんの結婚式に招待されたのを機に一カ月滞在した。その時に決まっていた秋のベトナム行きが先方の都合によりドタキャンになり、6年ぶりに日本で正月を迎えることになった。
正月といっても昔に比べると、楽しみも感慨も感じなくなっている。ただ唯一の楽しみと変化は家族が一堂に会することだろうか。今は週3回の料理番になっているが、レパートリーは今年かなり増やしたので、時々腕を振るうつもりである。健康で優雅な生活を過ごせる幸せに感謝したい。
毎日時間をもてあます私にはこのブログ書きが日課になっている。1533号を365日で割ってみれば、4年余りになっていることに気づく。私も会員であるメコン基金というタイやラオスの子どもたちの里親になったり、学校建設や学費を支援するスタデイーツアーへの参加が契機だった。
このツアーがきっかけで翌年、自らもタイ・ラオス国境で日本語のボランテイアをやることになり、その実情を発信している間に日課になった。私が他人に自慢できることがあるとすれば、やりだすと割合長続きすることだ。40年以上に及んだ新聞の切り抜きや30年以上に及ぶ学級通信など。
学生時代から始めた日記もその一つで、当時の物価や事件を書きつけて、どれほど授業に役立てたことか。途中中断し、シンガポールの3年間復活させて、それが拙著出版に大いに役立ったこともある。在職中、子どもたちに「継続は力」「記録は大事」だと自信を持って語れた所以である。
このブログも文字通り「日記」になっている。毎年衰えていく記憶力や判断力を維持するために、可能な限り、休むことなく発信したいと思っている。とはいえ、学級通信同様、私の個人的なレポートに終始する気はまったくない。不特定多数の方に発信する以上、私信ではないと思っている。
最近マスコミ批判を意識して書くようにしているが、マスコミ自体が内向き傾向が強いように思う。検察官制度や地方議会一つを取り上げても、日本国内だけ見ていては自分の異常さ非常識さが見えてこない。諸外国と比較することによって良いことも悪いことも見えてくる。
退職して以降、ずっと海外を見続けて、しかも暮らしてみて、たくさんの日本のおかしさに気付かされた。今朝もやっていたが、日本の地方議員の報酬の高さに誰も怒らないことがおかしい。来年も海外に目を向け続け、問題提起をしていきたい。2010年を感謝とともに送る。
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。