2011年元旦。みなさん あけましておめでとうございます。凍えるような元旦の朝を迎えると、やはり日本は新潟の正月だと実感する。当たり前のことだが、この瞬間にも世界の各地に春が、夏が、秋が巡り来るのだと思うと不思議な気持ちにさせられる。
昨年の一年間を振り返ると、前半の半年間は充実していたように思うが、6月のベトナムからの帰国以後は無為の日々を過ごしたようで悔やまれる。尊敬する宗教者で思想家の内村鑑三氏の「一日一生」には程遠い生活だった。一年の計は元旦にありという。
今年はどんな年になるか、すべきだろうか。海外から帰国すると、滞在中の疑問を確かめるべく、図書館に通い関連の書を読み漁るのが常になっている。それはいいのだが、次の脱出に向けて語学の勉強をと決意しながら全く果たせない弱い自分がいる。
だんだん歳を重ねて頭も体も確実に衰えて行くのを実感している。だから、元気なうちに人助けになるようなボランテイアをやりたいと思うのだが、不定期な滞在日程を言い訳にしたり、消極的な性格が災いして見つけきれないまま無為の日々を過ごしてしまう。
今年も秋には東南アジアのどこかで現地の人々と交流できればと思っている。やはり海外から自分の視点で情報を発信する方が性に合っている。それにつけても、言葉って大事だなあと思う。若い人たちに英語は勿論、最低2カ国語は身につけることを勧めたい。
今年はとりあえず2月11日の紀元節(建国記念の日)反対集会で講演を依頼されたので、その準備に取り掛からなければならない。退職教員や歴史教育者が対象なのだが、私の海外体験をベースに教育や社会保障などを切り口に日本のおかしさを強調したい。
今年は民主党政権が崩壊の道をたどるのか、それとも持ち直すのかも厳しく見守る必要もあるし、対外的には何よりも北朝鮮という国家を崩壊させ、一日も早い拉致被害者の救出を果たさなければならない。被害者は新潟県からが最も多いからなおさらだ。
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