30日(日)晴れ。連日の雪で毎朝1時間半程度の雪のけを強いられているが、適度な運動になっている。サッカーの準々決勝から全試合を観戦しているが、昨夜は早く寝てしまい、今朝詳しく見た。素晴らしい優勝だ!決勝ゴールの李忠成選手を検索した。
在日4世で、父は焼き肉店経営でやはりサッカー選手だったらしい。07年に帰化した時の談話を読んだ。「オリンピックがなければ帰化しなかった。人生を変える大きな決断だった。在日韓国人をアッピールしたかった」彼らを応援する者として共に喜びたい。
エジプト情勢が怪しい。今まで独裁政治が30年も続いてきたことに驚くべきか。ムバラク政権も事実上の軍事政権だが、ヨルダンやサウジも王政による独裁にはかわりがない。対イスラエル政策のために彼らをいいように利用してきた欧米の責任も問われる。
チュニジアから始まった政変だが、中東全体を巻き込む恐れのある予断を許さない情勢のようだ。一番気になるのは今回の反政府運動の背後にいると言われるイスラム原理主義のグループだ。彼らが政権交代で勢力をのばせば、一気に緊張は高まる。
東北タイで一緒に仕事をしたK女史が今ジャイカからエジプト・ルクソールに日本語教師として派遣されている。エジプトからかなり南にあるので大丈夫だと思うが心配である。日本も中東政策でも対米追随だから、反政府が反米に発展すれば日本も危ない。
私にジャーナルを送ってくれたCA在住のSさんは「世界でもユダヤ人と中国人の母親のスパルタ教育振りは有名なんだそうで、事実、ユダヤコミュニテイの親たちの教育熱心振りは毎日目にします」とのこと。流浪の民だから、どこでも生きのびられるようにと。
中国の華僑たちも流浪の民と言っていいでしょう。Sさんはご自身の体験として、親からは勉強は自分のためにするものだと教わり、成績のことには何も言われなかったこと、教師体験からしても勉強はまるで出来なくても、クラスになくてはならない子がいたこと。
Sさんは又、「多くの日本人が勉強(過程)と成績(結果)を勘違いしているのではないか」とも書いている。全く同感である。Chuaさんのような親や教師は人間の自主性や自立性さえも教えるべきもの、訓練によって獲得できるものととらえる傾向がある。
英才教育やスパルタ教育によって才能を発揮する人間がいることを私は否定しない。しかし、反対である。ましてや、今の日本の現状のように、教師の自主性や創造性を否定するかのような体制は絶対に日本の将来のためにはならないと断言できる。
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