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No.1587 君主制を考える(1)

山の会新年会 21日(月)快晴。昨日に続く晴天。昨日は春の登山に備えて足慣らしのために国上山へ。まだ登山口から雪で登りに40分。下山は蛇崩れから山の神参道を下り、1時間15分。圧雪を滑るように下った。桜もブナも芽吹きが始まっていた。蕗の塔を3個見つけた。

 中東情勢は悪化の一途をたどっている。民主化を求める火の手は中国にまで及ぼうとしている。それにしてもネットの力には驚くばかりだ。軍事独裁国家も共産主義一党独裁も民衆の力を抑えきれるものではない。ベトナムも中国も早々に一党支配を放棄すべきだ。

 加えてアラブイスラム社会には宗教改革が必要だ。「自由・平等」という普遍的価値は元々イエスや釈迦が主張したことではないか。それが欧州における市民革命を経て民主主義の原則となったととらえるべきだろう。平等の中には人種・信条・性別を含むのは当然。

まだまだ圧雪が エジプトのリビアのカダフィが打倒されるのは当然としても、その後の国造りの指標が見えないのはイスラム教という「自由・平等」を基礎としない宗教上の矛盾が妨げになっている可能性がある。アラブの他の国々の君主制も打倒される対象となり得る。

 君主制は本来「自由・平等」を基礎とする民主主義と相いれない。君主を打倒するか象徴化する闘いが、近代民主主義を生みだした。現在世界には29カ国の君主をいただく国があるが、つい150年前までは今の倍以上の国々が君主制だった。それ以前はもっとだ。

 第二次大戦後君主制を廃止した国々だけを拾い上げてもベトナム、ユーゴ、ハンガリー、イタリア、ルーマニア、ブルガリアがあり、アラブ諸国ではエジプト、チュニジア、イラク、イエメン、ギリシャ、リビアなどがあり、アジアではラオスやカンボジアである。

頂上のビールは格別 現在なお王政をとっているアラブ諸国はサウジアラビア、ヨルダン、バーレーン、アラブ首長国連邦、オタール、オマーン、クウエートの7カ国である。北アフリカのモロッコも王政である。しかも彼らが象徴ではなく実権を持ち、特権階級として怨嗟の的である。

 どの国とて安全な国はない。例えばサウジアラビア。王朝の歴史は15世紀に遡ると言うが、権力の争奪の結果1922年、ナジド国として独立、1932年に現在の国名になった。アラブの盟主と言われているサウジの王政が斃れることになれば、他の国は持たないだろう。

 物の本によれば、世界の君主制が100年先まで生きのびられるのはどこか。イギリス、タイ、日本ではないかと説く学者がいる。その予想はともかく、間違いなく言えることは、国民が特権階級と認めつつなお存続を望むかどうかにかかっているということである。

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