11日(金)曇り時々晴れ。昨夜4~5センチの雪が積もった。今日は何よりも世界史上5番目、日本史上最大という、東北地方・太平洋沿岸地震を記録しておかなければならない。14:46分、国会中継を見ながら、つまらなくなって切った途端に激しい揺れを感じた。
中越沖地震の時と同じ状況、炬燵に向かってパソコンと相対している状態で揺れ始めた。テレビや洗濯ものがぐらぐらと横揺れし、しかもなかなか収まらない。ストーブを消し、場合によっては脱出の準備をし、揺れが収まるのを辛抱強く待った。その間2分近かった。
晴れていれば、テニスをやっている時間帯だった。地震以来、テレビを付けっ放しだが、すべてのテレビ局が地震状況を伝えている。コマーシャルも流れない。当然だ。現在夜9時15分、刻刻と被害状況が伝えられている。今現在で死者60名。これでは済まない。10時半現在で死者は400人近くに増えた。
地震のエネルギーは阪神淡路大震災の180倍だという、未曾有の地震だ。スカイプでロスアンゼルスの教え子から「大丈夫ですか」と呼びかけがあった。Sさん、神戸出身であの震災の経験者だから、恐怖が蘇ったという。当地にも津波の警報が出ているとのこと。
私の一番の不安は原発なのだが、今入った情報でついに福島第一原発からの放射能漏れの恐れが出たということで、原子力非常事態宣言が出され、2号機の半径3 キロ以内の住民に避難命令が出たとのこと。恐れが現実のものとなってきた。下手な対応は許されない。
驚くべきことに、原子炉は自動停止したというが、それは当然として、停止した原子炉は冷やし続けることが必要なわけで、停電したことでそれができず、自衛隊を使って自家発電の設備を持ち込もうとしている。そんなことも想定していないのかと怒りを憶える。
画面を見ていると、津波のすさましさを改めて見せつけられた。かってスマトラ地震の際、タイ南部を襲った大津波をテレビで見たことが蘇った。高さは伝わってこなかったが、そのスピード、車や建物を飲みこんでいく、さらにあっという間に水田まで飲みこむ。
海水の入った水田は果たして今年の作付けは可能なのだろうか。多分無理だろう。中越沖地震の際も、当日のニュースでは被害はそれほど伝わってこなかった。翌日になって甚大な被害が明らかになった。それを思うと明日の状況を知るのが怖い思いだ。
NZ地震といい、世界各地で今まで考えレれなかった地域での地震も相次いでいる。日本は特に地震を避けがたい地域になっている。そのことを前提に防災対策を考えなくてはならない。東京、千葉、仙台で火災も起きている。安全な地域等どこにもない。
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