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No.1605 原発の是非の国民的議論を

 12日(土)晴れ。昨日の地震発生以来、テレビの前にくぎ付けで、昨夜は午前1時近くまでテレビを見続けた。津波の威力と恐ろしさを目の当たりに見せつけられ、体が凍る思いである。ものすごいスピードで船や材木を押し上げるように川をさかのぼって行く。

 あっという間に堤防を超え、家や車を飲みこんでいく。家はそのままの姿で濁流に流されて行く。丹精込めたであろうビニールハウスも無残に押し倒されて行く。夜に入って気仙沼の上空からの映像には息を飲んだ。一面炎の塊でまるで空襲に襲われたかのよう。

 アメリカCNNは「爆撃によるよりすごい」と伝えたそうである。岩手県の陸前高田市などは鉄筋の4階建て以上の高いビルを除いて焼け野が原のようになり、町全体が消えた。このようにした消えた町がいくつもあるのだ。街の中に電車やバス、船が横たわる。

 輸出用に港に並んだ乗用車が数百台も焼けただれた姿で折り重なっている。今回の地震の被害は倒壊や火災は勿論、津波によるものが中心のようだ。テレビ画面で見る惨状からすれば、死者・行方不明が1400名にとどまっていることが不思議なほどだ。

 現在の科学をもってしても今回の地震は予測できなかったということだ。仮に予測できたとしても自然の猛威に対処するのは難しい。けれども人間の力で避けることができることだってある。原発のこれ以上の新設をやめ、現在ある原発の廃炉計画を立てることだ。

 心配が現実のものとなり始めた。福島第一原発の1号、2号機の放射能漏れが始まった。燃料棒を格納してある格納器が破壊され冷却水が漏れたために、燃料棒がむき出しになり、格納器内の温度が1200度から2700度まで上がり、燃料棒の溶解が始まったというのだ。

 自衛隊まで出動して処理にあたっている。解説で登場する政府系の学者は「冷静に、危険はない」と盛んに強調しているが私は信用しない。不安を煽るつもりはないが、そんな簡単ではないはずだ。このまま溶解が続けば最悪の場合は容器全体の爆発もあり得るのだ。

 米スリーマイル島の事故に似ている。学者はあの時は冷却水の注入を途中でやめたためで、日本はこれから全力で冷却水の注入をやるはずだから大丈夫だと言う。彼らの安全神話は日本の技術への過信がある。想定外のことだらけだ。実験台にされてはかなわない。 

 今回の事態にうまく対処できたとしても、到底安全性の証明にはならない。代替エネルギーがないならともかく、これを機会に原発を廃棄するのか、使い続けるのか国民的な議論が高まることを望む。地震の度にハラハラしながら情報を待つのはたまらない。

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