19日(土)枝野官房長官は自民党の谷垣総裁が「原子力政策を推進するのは難しい」との発言を「至極当然」と答えたと言う。しっかり記憶しておこう。死者の数がとうとう阪神淡路大震災のそれを超えた。地震から一週間、被害の全貌さえ明らかにならない。
フリージャーナリストの上杉隆氏は「計画停電より節電を」と主張している。私も同感だ。私たちは東北電力のエリアで一回も実施されていない。需要が想定以下だった、水力発電で間に合いそうというものだ。節電の呼びかけでかなりの効果があるのだ。
県をいくつものグループに分けたり、病院や緊急に必要なところに電気が回らなかったりで、混乱ばかりが目立つ。新潟では停電がなくとも、スーパー等は節電で薄暗くなっているし、自販機の電源を切ってあるお店もある。全国の自販機の電源を切ればいい。
会社の残業をさせないことだって有効だ。学校などこれを機会に生徒も教師も5時に下校すればいい。教委が命令すれば日本の学校なら効果てき面ではないか。元々いかに無駄な残業をやっているかが露わになるのもいい。上杉氏は民放テレビをやり玉に挙げている。
NHKは教育テレビやBSの深夜放送をやめた。民放も深夜放送を止めるべきだと言う。上杉氏も私同様、スポンサーのせいで無批判に計画停電に乗せられている側面を指摘している。私たちは日頃からの節電の必要性を学習し直すいい機会にしたいものだ。
今日から新潟市その他で救援物資の受け付けを始めたので、洗濯した毛布数枚、孫たちが使った子ども用の布団、まだ新しい冬のコート、ホッカイロ、綿棒、マスク、新品の下着等々を車に積んで届けた。受け付けは非常に手際よく、ドライブスルーで処理される。
新潟は災害先進県?で、かなりのノウハウである。最後の学校でご一緒だったA先生がボランテイアで物資の受け付けにおられ、声をかけられた。NZのように、普段から不要な衣類等を街中にボックスを置いて、気軽に寄付できるようなシステムがあればいいのに。
原発の安全を祈るばかりだが、政府や電力会社が宣伝してきた「止める、冷やす、閉じ込める」から安全だ、というのは嘘だった。できたのは止めることだけ。冷やすための電源や配官が全くの無防備だということ、閉じ込める建屋も吹き飛んだということだ。
未だに政府や東電は「安全」だと言うだけだけれど、そんなに安全なら、自衛隊のヘリが上空にとどまって放水できないのはなぜか、地上からの放水も予定より6時間も遅れるのはなぜか、そうしたいい加減な情報が住民を不安にさせ、風評被害を生むのだ。
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