30日(水)曇り時々晴れ。思いのほか早くPCが戻ってきた。原発の影響で農産物に影響が出ているがあるもので間に合わせる。毎日スーパー通いと料理作りを楽しんでいる。和中洋とその日の気分次第。テキストは何十冊もある料理本、上沼恵美子のテレビ番組、今日は新聞に載っていた「春野菜のクリームスパゲテイ」に決めた。この原稿は地震前日に書いたもの。
今日は3月10日東京大空襲の日だ。陸軍記念日でもあった。アメリカがこの日を意図したのか定かではない。いずれにせよ、木造建築という日本の特性を熟知しての焼夷弾による軍事施設でもない民間人を狙った卑劣な無差別攻撃であったことは間違いない。
一夜にして約10万人が犠牲になった。広島・長崎は勿論、東京大空襲をはじめとする全国の主要都市への空襲は戦時国際法に違反するもので、アメリカは謝罪すべきだし、日本政府は謝罪を要求すべきなのに、戦後一度もそれをしていない。弱腰外交の始まりだ。
日本のテレビ報道のスタイル、例えば朝日系のスーパーモーニングのように二人のキャスターを中心に評論家やタレントなどのコメンテーターを揃え、彼らに意見を求め、作り手の主張を代弁させることが多い。ワイドショーと言われる番組は並べて同じ手法である。
どこの国でも同じなのだろうか。海外にいてCNN やBBCのニュース番組はちょっと違うような気がする。コメンテーターの意見を求める場合は、トークライブやコメンテーター個人の討論番組になっている。最近のワイドショーは特にショ―化がひどいと感じる。
報道を「第4の権力」と喝破したのは田中角栄。そうした側面はある。01年、長野県知事田中康夫氏は「脱・記者クラブ宣言」をして、フリージャーナリストの記者会見席への参加を認めたことに反発した信濃毎日新聞は猛反発し、以後一貫して田中批判を展開した。
政治家のマスコミ嫌いは昔からあるが、私も覚えている映像では佐藤栄作元総理の退陣会見で記者を会場からすべて追い出し、テレビに向かって一人で会見をやった。国民はしらけたが。追い出す前に「偏向的な新聞は嫌いなんだ、大嫌いなんだ」と叫んだ。
テレビや新聞はスポンサーで成り立っている以上、不偏不党などはじめからあり得ないと私は思っているが、マスコミと政治家の関係もかなり危険なものを内包している。昔も今も自民党支持で一貫している産経・フジグループはそのことを公言している。
元社長・鹿内信隆は「新聞が本当に不偏不党などになっているか。警戒せよ左翼商業主義!」と演説。当時自民党幹事長だった田中角栄は70年9月、「産経拡販へ協力を通じた支持」を全国の自民党支部連合会長、支部長宛に通達して、国会で問題になった。
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